MUKU-DATA  杉 家具(チェスト) 製作:calanthe
流れる杢の美しすぎる家具の写真のメールがカランセさんから届いた。
うわぁ~ あの杉板がこんな美しい家具に変わったんだぁ・・・
想像して欲しい。
例えばここに使う一枚板がよく目にする板目が真ん中に走った
床天と言われる一般的な板目の板であったなら・・
きっとこの雰囲気は出なかったはず(もっと和家具調に見えただろう)
自然の中で作り出される流れる木目のラインは
厳しい環境の中で育った木ほど
厳しさと同居する美しさ、そして優しさというか懐の深さを感じる。
何かを訴えかけてきて、心のどこか琴線に触れ響いてくる。
こうして杢を活かし、一部分をフレームで切取る。木取りする。
カランセさんのセンスの良さを感じたりする。
また同時に従来通りの
良材丸太からのお決まりの木取り・製材では
このような変則的な杢の表情は出てこない。
製材業者としても丸太の仕入れから見立て、木取り、製材と
独自の見方、センスが問われているようにも感じる。
弊社からの材が作る人の魔法の手によって美しいものに変わるのは
とても嬉しいこと。
またこの板、杢でなければこの雰囲気の家具は生まれてこなかったと思うし
杢目がセンス良く生かされているのが何より嬉しい。
えっ、そんな丸太挽くの?
そんな木取りして製材するの?
うわぁ~この家具の雰囲気いいー
何故だろう?見たことない。。。
(それは変な木取りして製材しているからで、
それを作る人の切取りのセンスがいいからだよ・・)
自然が作り出してくれた美しい杢が生かされた
家具、建築、身の回りの木製品など
もっともっと日常目に触れるようになること
それは楽しいことだなぁ・・
そんなことを月曜朝から妄想していました。
加工前の杉板です。➡ 杉 杢板

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